針掴み用にピンセットを買い足し
針は塗装が乗っていることが多いので、
なるべく傷がつかないよう柔らか目のピンセットを用意しました。
今回購入したのはideal-tekのカーボンファイバーピンセットです。
こっちは先が細いタイプ「259CF」
対して、幅広の「249CF」
時計の針は主に側面を掴みますので、
メインで使うのは幅広の249CFになると思います。
このカーボンピンセットは先端が交換式のタイプもあったのですが、
交換チップがネジ留めで先端の合わせが気になりましたので固定式を選択。
まぁ、例え先端がずれていたとしても、どのみち磨いて整えることになります。
それと、今回は針用としてカーボン製を買いましたが、
本当はセラミック製とどちらにするか悩んでおりました。
経験上、セラミックは結構エッジが立っていて硬い印象があります。
傷を付けないことが最もプライオリティの高い条件でしたので、
カーボンの方が柔らかいと判断し、このセレクトになりました。
多分、この選択で合っていると思いたい(笑
あ、ちなみに1本2,000円程度です。(安い!)
それと、今までメインで使用していたFONTAXのTAXALピンセットですが、
これはFONTAXが廃業してしまったため、もう入手できなくなっています。
ですが、いつもピンセットを買う大喜さんのサイトで、RubisがTAXALの
代替品である「AXAL」という製品を出していることを知りました。
RubisのAXALと FONTAXのTAXALの素材の違いは、
AXALがコバルト・クロム・モリブデンの合金で、
TAXALがコバルト・クロム・チタンの合金、という違いですね。
いずれも高硬度、100%非磁性、100%非腐蝕、100%酸抵抗を
謳っています。 (材質等の説明のページより)
更に、大喜さんのAmazonの商品説明でAXALは「DUMONT/デュモクセ等は
もちろん、FONTAX/TAXALを越えたであろう品質性能」とまで!
う~ん、
RubisのAXAL。
ちょっと気になりますね。
時計師の方で試された方はいらしゃるでしょうか?
コメント
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コメント (3)
NEEZさん、今年も宜しくお願い致します。
昨年、ロイヤルオークの製造過程の映像を見ました。
ベゼルのネジがWG製なので手製の木製ドライバーでネジを締めてました。
時計師さんは自分用の工具を自作する話は本当なんだなと思った次第です。
時計ラグ裏のバネ棒の左右を同時に挟む、ピンセット形のバネ棒外しがあればといいなと思います。
今年も勉強になる記事を楽しみにしております。
イワさん、こちらこそよろしくお願い致します。
>昨年、ロイヤルオークの製造過程の映像を見ました。
>ベゼルのネジがWG製なので手製の木製ドライバーでネジを締めてました。
木製ドライバーとは驚きです。
となると、木の素材は何なのか非常に気になります。
どの程度の硬さの刃先になるのか、できれば再現してみたいですね。
>時計ラグ裏のバネ棒の左右を同時に挟む、ピンセット形のバネ棒外しがあればといいなと思います。
実はこの製品、値段は2万円くらいしますが、ベルジョンから
両挟みのバネ棒外しが発売されています。
item.rakuten.co.jp/tokei-zakka-you-marche/10000085/
ラグを傷つけず綺麗にばね棒を外すには必須の道具かもしれません。
おっ、実際にあるんですね。
教えていただきありがとうございます!
でも、ちょっと高いですね。
もう少し安い商品が出てくるのを待ちます。