SEIKO 7S26の分解 ~その2~
前回の続きです。
カレンダー押えが何故かプラスネジで留められており
工具未所持で作業が中断しておりましたが、
早々にプラスドライバーが手配できましたので作業再開です!
ちなみにセイコー純正プラスドライバーの型番は「S-921」
なかなかシッカリ作られています。
ネジを外したら、あまりにもピッタリだったので
ネジが先端から落ちませんでした。
驚き。
もちろんノンマグネティックです。
それにしても小さいプラスネジだこと・・・
というわけで、無事カレンダー周りが取り外せました。
この調子でカレンダー送りや日の裏車を外してしまいましょう。
裏面が終わったら今度は表です。
(ムーブメントは「文字盤側が裏」で「裏蓋側が表」という呼び方)
しまった。
テンプとテンプ受けを外す前に角穴車を外してしもうた。
あとの綸列のバラシは問題ないですね。
巻芯まわりの「裏押え」「カンヌキ」「オシドリ」「ツヅミ車」「キチ車」を
外してしまいましょう。
この時、カンヌキから裏押えのバネを外しておくのを忘れずに。
地板の最後は2番車に圧入されているツツ車です。
自分はヤットコで真上にスポっと抜いています。
さてさて、こちらは外しておいた「伝え受け」と「伝え車」と「マジックレバー」。
伝え受けの裏側には伝え車を留めているCリング(スナップリング)があります。
こちらを外していきます。
取れました。
と、こんな感じでバラシは完了。
あとは耐震構造になっている受け石も外しておいたほうが良いでしょう。
一旦ここで中断です。
な ぜ な ら ば
マジックレバー側のCリングをすっ飛ばして紛失しました….。
_ノ乙(、ン、)_
凹むわー
飛ばさないように伏せ瓶の中で作業したのですが、
すっ飛んだCリングが伏せ瓶の壁に当たってから外に飛び出し、
そのまま行方不明に。
今度からビニール袋の中でやります・・・
うだうだ言ってても仕方ないのでパーツを注文しましょう。
↓ 物はコレです。
品番:0836-002
「Reduction wheel holder (リダクション ホイール ホルダー)」
コメント
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コメント (3)
参考になります。
いずれ、分解するときがくるのでそのときに参考にさせていただきます。
十分丁寧に分解されていると思います。
ASEANの時計屋は指サックなんてつかいませんもん。w
わたしも裏ブタあけるときは、左手に時計、右手にオープナーで開けてしまいます。w
NINJA300さん。
>ASEANの時計屋は指サックなんてつかいませんもん。w
加えて、BRICsの人達も使ってないと思われます・・・
時々、友達の中華クォーツの電池交換をするのですが、
余裕で指紋が付いてますからねw
セイコークオーツ腕時計の5y23の竜頭巻しん切り替え バネの
取り付け方法が判りません 何方か教えて下さい。