「週刊 和時計をつくる」 第42~45号
今回の更新は「週刊 和時計をつくる」 の第42~45号です。
ちょっと写真を撮り過ぎちゃったので、文章少な目で行きましょう。
まずは鈴打ちの槌を組み立てます。
パーツはこちら。
組み立てはネジ1本だけですが、ハンマー部分を上下逆に付けてしまわない
ように注意。
お次は傷防止シールの貼り付けです。
貼り付ける前に塵吹きでゴミを排除。
ネジの頭を隠すシールもあります。
貼り付けた後は押え棒でしっかり圧着。
ちなみに、この押え棒は自作です。
出来上がり~
次は、先ほど用意した「鈴打ち槌」を本体に取り付けます。
上板に通してから-
下板の穴に差し込む。
そして、上から出た突起部分にハンマーを嵌め込みます。
固定はお馴染みの留釘です。
こんな感じ。
この細いパーツは、鈴打ち槌に鈴を叩き付けるアクションをさせるための
スプリングの役目をします。
取り付けは簡単。 上板からスルスルと差し込んでネジ留め。
試しに動作させましたが、しっかりと鈴打ちアクションが出来ていました。
よしよし、順調。
今回更新の最後の工程は「上テンプ櫛歯」の組み立てです。
上テンプ櫛歯は左右に振れて振り子の役割をします。
このテンプ櫛歯に錘を取り付けると、日差の調速ができるようになるわけ
ですね。
時計にとって、とても重要なパーツ。
まずは目盛の墨入れから。
このパーツは墨が載りにくかったので、中性洗剤で洗ってから塗りました。
墨入れが出来たら組み立て。
なにやらT字型の専用治具が付属していました。
これに乗せて組み立てるようです。
治具の中央にテンプ支えをセット。
そして、テンプ支えの左右のスリットにテンプ櫛歯をセット。
左右2本づつネジで留めたら作業はここまで。
鈴打、テンプと重要なパーツだらけでしたが、思いのほかシンプルでしたね。
「高度な機構をシンプルな構造で」
これは素晴らしいことです。
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