「週刊 和時計をつくる」 第6~9号
デアゴスティーニ「週刊 和時計をつくる」
第6号から第9号までのパーツが用意できました。
では早速、制作です。
前回まではムーブメントを囲うケースの制作が柱1本なく途中でしたが、
今回は残りの柱とケース下板が入ってきましたので、ようやく安心して
ガラスを嵌め込むことができます。
肝心の作業はそのまま「柱・ケース下板の取り付け」だけですので、
すんなり終了。
これが囲いケース全体像です。
ここまでくると、完成したときの全体の大きさの想像がつくように
なりました。
やっぱり、そこそこの大きさがありますね。
保管方法を考えないと・・・
お次はムーブメントの制作です。
まず、4本あるうちの本柱2本が先に到着。
残り2本はその翌々週に届きました。
最初の作業は、1本の柱に「二つ枝金 回転止め」なる未知のパーツを
ネジ止め。 このパーツは何でしょうか?
和時計なのでパーツの名前で機能の想像がつかないのが歯がゆいところ。
次に「天板」です。
L字型の板バネをネジ止めするのですが、この板バネは側面の板を簡単に
脱着できるようにするための機構となります。
作業は簡単ですね。
ネジ2本で締め込み。
続いて、4本の本柱を先ほどの天板にネジ止めです。
これを、前回用意した地板と合体させて枠組みを完成させます。
いやー、普通は輪列などを組んだ後に天板(受け)を被せるのですが、
この時計は(和時計は?)先に天板と地板を組んでしまうのですね。
今後どうやって歯車を組み込んでいくのか、興味が尽きません。
最後に「中柱上後カシメ」なる、これまた馴染みの薄いパーツを
ムーブメントのど真ん中に嵌め込みます。
どうでしょうか。
文字盤も嵌めてみて、おおよそメインとなる枠組みができたわけですが、
今回はシンプルな作業でモリモリと棟上げしたような感じです。
歯車など機能部分はこれからになります。
いよいよ和時計の心臓部に迫るわけですね。
好奇心から禁忌に触れるようでもあり、神妙な面持ちになります。
私が金属パーツと対峙するとき、そうした気持ちになるのは
自分の中にある、時計に対する向き合い方がそのまま表れてしまって
いるのかもしれません。
とりあえず、今回はここまで。
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