ペーパークロック制作 その2
まったりと作っているペーパークロックですが、振り子と脱進機構以外の輪列までは
完成させました。
歯車が並ぶと途端に時計らしくなってきました。
紙ながら、しっとりとした重さも心地よい。
正面。
で、これまでの制作で痛感したのが、
・歯車を真円にしなければならない
・歯車の軸を円の中心に位置させなければならない
・・・なんだか、当たり前すぎて文章にするのも憚れますが、ツッコミは無しで
お願いします。
真円な歯車をハサミだけで実現するのは相当キツい作業でした。
実はこのペーパークロック、ある程度の大きさ(縦25cm)があるにもかかわらず、
歯車同士が変な当たり方をすると回りません。
紙は意外と摩擦が大きく、圧力が掛かると極端に回転が重たくなります。
このままだとガンギ車とアンクルの接点も、摩擦のせいでまともに動かないでしょう。
早速、対策を打たねばなりません。
しかし、こうして1から段階を踏んで時計を作っていくのは大変勉強になります。
「当然」だとか「当たり前」ということを、頭ごなしに信じるのではなく
「実感」すること。 そして以降、「意識」すること。
こうした経験こそが自分の得たいと思っていること、そのものだからです。
コメント
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コメント (2)
この振り子時計の詳しい作り方はわかりますでしょうか?
コメントありがとうございます。
こちらのペーパークロック、
「Make Your Own Working Paper Clock」という洋書から作っていまして、
日本でもAmazonで2,000円ほどで購入可能です。
Amazon.co.jp:「Make Your Own Working Paper Clock」
文字盤に関しては、チェコ・プラハの旧市庁舎天文時計台や
ロンドンのセントポール大聖堂を参考にしたオリジナル。
針は切り抜きが大変でしたが、
ロココ調あふれるルイ16世タイプの針にしてみました。