時計と鉄道模型の工具
結構前の話になりますが、
「いい加減、時計旋盤を買わないとなぁー」とネットサーフィンしていたときのこと。
「時計旋盤」でGoogle画像検索をかけて巡っていくと、
時折、真鍮?で鉄道模型を製作している方のサイトに辿り着くことがあります。
これがなかなか面白いもので、
どうやら鉄道模型の制作で使う旋盤やピンセット、ヤスリなどの工具が
時計用の工具と被っているらしいのです。
鉄道模型の自作は、面白がって見ていると時間がいくらあっても足りないくらい
奥の深い世界のようですね。
で、工具紹介の逆輸入じゃないですけど、
ある方が『キサゲ刷毛』なる金属ブラシを使われているのに興味を持ちました。
どうやらこれは、主にハンダ付けしたあと、
不要なハンダを削り取るために使う工具らしく、そしてそれはキサゲ作業の他にも
ヤスリの目に詰まった金属カスを取り除くことにも使うとのこと。
ほぅほぅ、これは面白い。
丁度自分も、バローベのような小さいヤスリのメンテナンスはどうしたものかと
考えていた最中なのでした。
というわけで、ためしに購入。
キサゲ刷毛
大きさは丁度、細い筆のよう。
先端はグラインダーで削って平面にしてから使うそうです。
ちなみに販売は、大阪の「マッハ模型」。
用途は複数あるようですね。
で、肝心のバローベとのサイズ感ですが、
0.06φサイズを購入して正解でした。
ピッタリです。
実はこちら、ちょっと仕掛けがございまして、
穂先の長さが調整できるようになっています。
このように柄の部分にあるネジを回すと後端の細い柄を中に押し込むことができ、
それによって先端のブラシ部分がニョキっと伸ばせる構造になっています。
このような感じ。
全部出すとこんなに長くなります。
もちろん、これは長いまま使うのではなく、
使用によって先端が荒れてしまった場合、
使えない部分を切り取って(削って)新しい穂先を出す、
という使い方をするためです。
この柄の中に入っている鋼線はそこそこな長さがありますので、
安心してガシガシ使うことができますね。
このキサゲ刷毛を販売しているマッハ模型さんのところでは
0.14φ~0.06φまで5種類の太さの刷毛をラインナップしておりますので、
気になった方は使ってみてください。
多分、バローベのメンテは自分の購入した0.06φで間違いないと思います。
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