「週刊 和時計をつくる」 第46~49号
前回の制作から結構時間が空いてしまいましたが「週刊 和時計をつくる」の
続きです。
では、第46号から第49号までを作成していきます。
作りかけのテンプに軸を取り付けましょう。
テンプの中心に穴が空いているので「上天符軸」を差し込みます。
軸穴にネジをセット。
しっかり締め付けて完成。
軸にオイルを差してムーブメントに取り付けます。
この段階では、ただ単に穴に通しただけで特に調整とかはありません。
同じ要領で「下添符」も作成していきます。 作業は、
・墨入れ
・下天符櫛歯の組み立て
・下添符軸の取り付け
できました。
上天符と下天符では軸の長さや、軸に対する天符の取り付け位置が違うよう
です。
下天符もムーブメントに組み付けてしまいましょう。
横からの見るとこうなっています。
ちょっと気づいたのですが、この時点では冠型ガンギ車とテンプ軸の袖が
しっかり噛み合っていません。
あれー?
これで大丈夫なんでしょうか。
天符切替をさせるパーツの上下を間違えて取り付けたのでは、と思い
バックナンバーを確認しましたが、確かに取り付けは正常。
まさかの製造ミス・・・は無いと思いますので不安を抱えながらも、
とりあえず先に進めます。
お次は「鈴柱」を組み立てです。
まずは鈴柱に「添符軸掛け」を取り付けます。
柱の穴に軸を通してネジ留め。
これは簡単ですね。
次に「添符軸受け」を柱に差し込み、ネジ留めします。
私に届いたパーツはこの添符軸受けがなかなか入らなかったので、
プラハンマーで叩き入れました。
本来は削ったほうが良かったのかもしれません。
今回のテキストでは作業の指定は無かったのですが、この鈴柱を仮り組みして
みました。
いいですね~。
テンプの振れも実にスムース。
簡単に左右にクルクル動きます。
しかし・・・
先ほどのガンギ車と天符軸の袖の噛み合わせですが、やっぱり気になります。
(私、気になります! @Lさん)
このままでは胃に穴が空きそうなので(笑)、テキストを隅々まで読み返して
いたら、ふと、一つの図が目に留まりました。
おぉ!なるほど!
天符軸は上から紐で吊るすんですね!
そういえば、鈴柱に「天符軸掛け」という名前のパーツを組み付けましたが、
名前の通り、テンプ軸を引っ掛けるための棒ということですか。
どうやら紐の長さでテンプ軸の高さを調整するようです。
いやー、安心しました。
デアゴスティーニの社長さんのブログでもガンギ車の噛み合わせについては
特に問題に挙がっていませんでしたので、自分の考え過ぎということでした。
疑問解決♪
良かった良かった。
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