「週刊 和時計をつくる」 第50~53号
そろそろ完成が近づいてきました、デアゴスティーニ「週刊 和時計をつくる」
(全60号)。 今回は第50~53号を作成していきます。
最初は「天符錘」の組み立てです。
天符錘はどこに使うかというと、
櫛型の天符に吊り下げて、左右に振れる速度を調節するために使います。
錘と引っ掛けの固定には、木工ボンドを使います。
テキストには「木工ボンドでも固定には問題ない」と記述があり、
自分も、この程度の固定であれば確かに問題はないと思います。
失敗しても木工ボンドであれば簡単にやり直しができますからね。
サクっと組み立ててボンドが乾くまで暫く放置。
お次は、動力となる錘の組み立てですね。
パーツはこちら。
このパーツは錘を吊り下げている紐の反対側に付いている「戻し用錘」です。
腕時計で言うと、「戻し用錘」はゼンマイを巻くための竜頭に相当しますで
しょうか。
これを引っ張って対面の「大錘筒」を持ち上げることになります。
錘の上面にはネジ穴が空いており、そこに紐を取り付ける「引っ掛け」を
ねじ込んでいきます。
このような感じ。
引っ掛けをヤットコなどを使ってギュッと締め付ければ完了です。
こちらは、実際に動力の源となる「大錘筒」の蓋です。
「戻し用錘」と比べ、直径は2倍はありますでしょうか。
先ほどと同様に「引っ掛け」を蓋にネジ留めします。
大錘筒はかなりの重さとなりますので、ネジの裏側をナットで留め、
しっかりと固定します。
蓋が用意できましたら、筒の中に鉛の塊を詰めていきましょう。
最初に、筒の底に蓋となるパーツをねじ込みます。
そして、8個の鉛のブロックをスルスルと収めます。
鉛を直接触ると、手が結構汚れますね。
入れ終わったら、引っ掛けの付いた上蓋をねじ込んで完成。
いやー、この錘もなかなか美しいです。
スベスベした肌触りも良い感じ。
手の油で変色してしまわないよう、ウエスで丁寧に拭いて保管しましょう。
今回はここまで。
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