「週刊 和時計をつくる」 第2~5号
デアゴスティーニ「週刊 和時計をつくる」の第2号から第5号までの
パーツが用意できましたので、早速、制作に入りたいと思います。
通常は届いたパーツ順に組み立てていくのですが、ここではケースなら
ケース、ムーブメントならムーブメントと、同一部位をまとめて作って
いくことにします。
まず、前号に続いて真鍮パーツの「墨入れ」です。
墨入れ方法はもうご紹介いたしましたので割愛いたします。
これが墨入れした後の「前扉」です。
細かい真鍮パーツもサクっとやってしまいましょう。
作業内容は前扉と同様に「磨き」と「墨入れ」です。
左上「指針」 右上「十干歯車」 下「十二支歯車」
塗りムラをなくすため、私は墨入れの作業を4~5回繰り返すように
しています。
次に「十干歯車」と「十二支歯車」と前扉にネジ止めします。
この歯車達を弓なりになった板バネで押えるのですが、
バネ圧が強すぎて回転が重かったので、すこし平らにならしてから取り付け。
試しに今まで用意してきたパーツを並べてみました。
おぉー!
ピカピカに磨いた文字盤とのコントラストが効いてる!
墨入れの回数を増やしているので、図柄もハッキリしています。
(是非、画像をクリックして拡大してみてください)
真鍮パーツは他にも「地板」にあたるパーツが届いているので、
これも組み立てましょう。
これはただ単に部品を地板にネジ込むだけなので問題ないですね。
次にムーブメントを保護する「ケース」の組み立てです。
4本ある柱のうち、3本までしか届いていないので中途半端ですが、
この作業はネジで柱を固定するだけなので何も問題ありません。
そして、取り付けた柱の間に前回作成した「音穴板」を嵌め込みます。
さらに「アクリル板」を嵌め込みます。
と行きたいところですが・・・
ババーン!!
急遽、ガラス板を手配いたしました!
折角のクラシカルな和時計なので、当時の雰囲気をさらに再現したいと思い、
同じ寸法のガラス板を発注です。
左「アクリル板」 右「ガラス板」
2mm厚なので透明度に違いは出ませんが、気分的に全然違います。
「時打ち」の音色にも違いが出てくることを期待しています。
実際に取り付けたところ。
こうして「ガラスが割れるかもしれない」という状況が作られたことで、
より一層、和時計を大事に取り扱うようになることでしょう。
今回もパーツを勝手に替えましたが、正直こういう所が一番楽しい!
もう一つ計画していることがありまして、「指針」を黒か朱色の漆塗りに
したいのですが、これは、完成した時の全体のバランスをみて決めたいと
思います。
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