「週刊 和時計をつくる」 第54~57号
デアゴスティーニ「週刊 和時計をつくる」、そろそろ終わりが近づいてきまし
た。 今回は54号から57号です。
まずは鈴柱に「鈴柱留釘」を刺し込みます。
この部分にグッと押しむだけ。
次は天符を糸を使って天府軸掛に取り付けましょう。
組み立て用スペーサーを用いて糸を結びます。
なんだかミシンの糸掛けみたいな作業です。
取り付けた状態がこちら。
糸の結び目にはボンドを付けて固定します。
次は動力錘用のひもにS字環を取り付けます。
紐を折り返して糸で根本をグルグル巻にするのですが、
最後に結び目を作るのがちょっと難しい・・・
錘を付けるS字環なので、きっちり結ばないと緩んでしまいそうなので、
面倒でもしっかりと。
しかも、これを4つ作る必要がありました。
出来上がった紐を、早速ムーブメントに通してみましょう。
今回はまだ錘を付けないみたいです。
時打ちのメイン、鈴の登場です!
ようやくここまでたどり着きました!
どっしりした重さがありますね。
取り付け自体はネジ1つなので問題ありません。
ところが、ここで問題発生!
テストでハンマーを動かしても鈴に当たりません!
テスト自体は丸印の「二つ枝金」を動かしてハンマーをスイングさせる
のですが、いくらやっても当たらない・・・
様々な箇所の取り付け状態を確認したのですが、異常はありません。
当たりを調整するパーツもあるのですが、このパーツは、
ハンマーが鈴に接触してしまい、ジンジン音がする場合に使用するものなの
で、自分の場合は、そもそも取り付ける必要すらない状態です。
よくよく観察してみると、なんと、ハンマーの角度が曲がっています。
さらにハンマーの柄にあたる「鈴打ち槌支持」自体も右側に傾いています。
もしかしたら、第43号の「鈴打ち棒」が歪んでいる可能性もあります。
ペンチなどで修正をかけてもいいのですが、破損させてしまったら保障が
効かなそうなので、とりあえず、ここで作業をストップ。
うーん、残念・・・
後日、デアゴスティーニに問い合わせてみようと思います。
[ 10月16日 追記 ]———————————————–
早速デアゴスティーニに問い合わせたところ
鈴打ち槌支持、鈴打ち棒の2点を送っていただけることになりました。
検品作業があるので届くまでに1週間程度かかるとのことです。
また、同じような症状が起こっている方から、「鈴打ち槌支持を取り付ける
留釘を締めすぎると斜めになってしまうようだ」との情報もいただきました。
たしかに、時計はネジを締めすぎると動かないというのはよくあります。
地板の受けなども、歯車のあがき(隙間)を確保するために、わざとネジを
甘目に締めつけるのは普通にあります。
まだ完成をしていませんが、この時計を制作されている方達から挙がっている
問題点は、他にも、
・パワーリザーブが18時間?くらいと短い
・かなり遅れる
などがあるようです。
和時計は他のデアゴスティーニの製品と違い、模型ではなく「時計」という
機能がありますので、組み立てが完了した後も、ちゃんと動くまで調整に
時間が必要になりそうですね。
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