カーボンファイバーピンセットを研ぐ
先週、時計関連のデータが全て入ったHDDがクラッシュいたしました。
すぐにデータ復旧を業者に依頼するも、ディスク盤面に傷が多数入っている
とのことで見事に復旧不能。
完全に打ちのめされております・・・
まぁ、無くなってしまったものは仕方ないので、
道具でもメンテして気を紛らわせましょう。
というわけで、以前購入したideal-tekのカーボンファイバーピンセットを
買ったまま放置していましたので、これを研いでいきたいと思います。
道具はこちら。
今回は刃先がカーボンということで、
仕上げ用のアルカンサス砥石にかけるだけで十分でしょう。
砥石に塗るのはミシン油が良いらしいのですが、
もって無いのでナイフ砥ぎ用のホーニングオイルを使います。
ここで一つ気になることが。
カーボンピンセットを研ぐときって、オイルを使うんでしょうか?
なんだか沁みちゃいそうで。
本当は使わないほうがいいかも。
ここが不安要素。
でも試しにやってみましょう。
ピンセットの刃先の状態を確認です。
う~ん、バリのようなものが見えますね。
もう一方のピンセットですが、これは一見大丈夫そうに見えます。
ですが、拡大してみると・・・
エッジがギザギザですね。
やはり新品といえど手を加えなければいけません。
早速作業に入ります。
こちらアルカンサス砥石。
こちらがホーニングオイル。
砥石にオイルを垂らして――
砥ぐ。
あ、自分の場合は、まず内側の面から砥ぎます。
内側を研いでしっかり面を出した後、
ピタっとちゃんと閉じた状態にし、側面、先端を磨いていく順序です。
これは人によって違うんでしょうかね。
手順に関しては興味があります。
面が砥ぎ終わりましたら側面にかかりましょう。
ピンセットを軽く輪ゴムで巻いて先端を閉じます。
この輪ゴムの位置をずらすことによって
閉じの押え具合を簡単に調節できるので、個人的には気に入ってる方法です。
このように後ろ持っていくと力を弱くすることができますね。
側面とぎとぎ。
最後にもう一度、内側の面を砥いで
側面を研いだときのカエリを取ります。
納得いくまで砥いだら
最後はオイルをベンジンで洗い流して完了です。
とまぁ、作業自体は問題ないのですが、
やはりカーボンピンセットはオイルを使わないほうがいいかもしれません。
というのも、先端チップと本体をつないでいる隙間に
オイルが入り込んでしまうのです。
1、2回ベンジンで洗った程度ではダメで、
ニギニギしているとオイルがジンワリ染み出てくる始末。
先端チップがネジ止め式のピンセットもありますが、
砥いだ後に外すとなると、今度は合わせが心配です。
ですので、今後カーボンピンセットと砥ぐときは
オイルが侵入しないように細心の注意を払うか、
オイルを付けずに作業することにいたします。
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