革バンドを分解してみました
もう夏の暑さもすっかり影を潜め、
過ごしやすい秋の真っただ中にあって、
私の時計のほうも革バンドが主流になっています。
革バンドはぶっちゃけ消耗品ですから、
大事に大事にというよりは、しっかり使ってあげて
また、気分で素材や色をどんどん変えてもいってもいいのではないでしょうか。
自分もそんなこんなで革バンドを付け替えているいるうちに
純正で付いてくるバンドが余ったりするんですよね。
という訳で、分解してみましょう!(謎
本日の生贄はこちら。
フツーの型押しカーフですね。
少し見づらいですが、フレデリック・コンスタントに付いていた22mmのバンドです。
まずは、ステッチの糸を取り除きましょう。
端っこをハサミで切り、あとは安全ピンなどで解きほぐしていきます。
この作業、地味に時間がかかりましたが、とりあえず完了。
やはりというか、手縫いではなくミシン縫いです。
次に表材と裏材を剥がしていくのですが、
その前に、側面のコバ部分にカッターで刃を入れておいたほうがいいのかな?
あとは手でベリベリと剥がしていけば2つに分かれます。
こんな感じで。
さて、観察です。
どれどれ。
裏材のラグ近くはちゃんと漉かれていますね。
表財のエンドピースも折り返し末端は漉かれています。
多分、機械で一発で仕上げているのでしょう。
こちらは剣先のほうです。
ヘリ返しはありません。
表材と裏材を張り合わせて側面にコバを塗る「カッティング仕立て」ですね。
ちなみに、裏材にもヘリ返しがないのでフランス仕立てでもありません。
芯材のフェルトを剥がしてみました。
密に詰まっているようで、結構しっかりとした芯材ですね。
自分はフェルトに詳しくありませんが、
密度によってグレードというか種類があるのだと思います。
写真では分かりづらいですが、ラグ方向の末端は漉かれています。
逆に剣先側はそのままでした。
ふむふむ。
これなら材料さえあれば革ベルトの自作も出来そうですね。
まぁ、そこまでしなくてもミシン縫いのステッチを
太い糸を使って手縫いにすることぐらい出来そうです。
問題は革の入手なのですが、
実は、表材に使うカーフ革でしたら大量にストックがあったりします。(笑
ということで、今回はここまで。
今度は安いヘリ返しのバンドを買って分解してみようと思います。
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